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コロナ禍の今、アルコール消毒液を携帯して外出される方も多いと思います。ウイルスから身を守るアルコール消毒液ですが、高温の車内に放置すると火災につながる危険があり注意が必要です。街の人「置きっぱなしにして車用にして使っています。（Q・暑い時もですか？）そうですね、ボトルの大きいのは置きっぱなしにすることもありますね」「車（用のアルコール消毒液）はドアの所においてあって、あとは携帯、いつもカバンの中に入っています。火が燃えやすいとニュースで見ていたんですけど、それと車にずっと置きっぱなしになっていることを関連付けて考えたことがなかったので」こちらは、JAFが気温35度の炎天下で、車内の温度が25度からどのように変化するかを実験した映像です。サンシェードを使うといった対策を取らなかった車内は、実験開始からわずか5分で10度も上昇しました。そして、1時間20分後。車内の温度は50度に達し、ダッシュボードに至っては74度になりました。JAF宮城支部・中園浩二事業課長「例えばライターの本体が歪んでしまったり、破損してしまったり、車内に消毒用のアルコール容器を置かれている方が多いんですけど、容器自体の破損や損傷も考えられますので」消防法では、アルコール濃度が60％以上の液体を引火性の高い「危険物」に分類していて、温度が上がり容器が損傷すると可燃性のガスが漏れる危険性があります。市販のアルコール消毒液は70～80％の濃度の製品が多いため、ライターや静電気といった火種になるものがあると可燃性のガスに引火し火災につながる可能性があります。JAF宮城支部・中園浩二事業課長「消毒用のアルコール自体がそのまま（置きっぱなしで）自然発火するということはないんですが、煙草を吸うためにライターに火をつけたりとかそういう火をつける行為に引火する恐れがある。大きさ的にドリンクホルダーに収まるような容器が多いので、その都度、車の中からおろしてほしい」